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実像によるCG像の隠蔽

実像でCG像を隠蔽する場合,つまり実像がCG像より観察者から見て手前にある 場合には図に示されるように実像がCG像を部分的に隠蔽しなければな らない.これは実際にはどのように実現するかというと,CG像より手前にある 実像の形で刳貫かれたCG像を描画すれば良い.そうすることで図の概念図に 示すように複合現実感としてCG像と実像と光学的融合をしたとき実像があたか もCG像を隠蔽しているような表現が実現する.

図5 実像によるCG像の隠蔽

そのようなCG像を描くためには実像となる実空間内オブジェクトの三次元モデ ルを取得し,それをCG像の背景と同色でCG像と一緒に描画する.(以 後,背景と同色で描かれた実像の三次元モデルを「背景色実像ポリゴン」と称する.) OpenGLの機能として隠面消去が実装されている.従って実像がCG像の手前にある 場合は仮想空間内で背景色実像ポリゴンがCG像の手前に配置されるので,OpenGL の隠面消去機能により背景色実像ポリゴンで刳貫かれた形でCG像は描画される.



Shinichi Noda (siniti-n@is.aist-nara.ac.jp)
1998年 10月7日(水曜日)