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目的

製造工程における流れ作業のように、画一化された一つのルーチン作業ならば、記憶によ る単純な作業の繰り返しでよい。しかし、実世界上での多くの作業は、専門的な知識を 必要とし、通常ユーザはマニュアルを参照しながら作業を行う。本論文では、作業範 囲を卓上に限定し、作業として電子基板の調整、検査に制限した。この種の電子部品の 調整、検査作業は、エレクトロニクスに関する深い知識と観察を必要とする。このよう な作業を取り上げ、支援システムを構築していくことで実証した目的は以下の点にある。

  1. 専門的な知識を必要としない作業環境の構築
  2. より簡単で、誤りのしにくい環境の構築

「専門的な知識を必要としない作業環境の構築」とは、マニュアルの情報をすべてコン ピュータ上に格納し、ユーザはマニュアルを覚える必要や、ページを検索し、図と対象 との対応をとる参照行為をなくすことで実現する。また、「より簡単で、失敗を未然に 防ぐ環境の構築」とは、ユーザの誤解や誤認からくる誤りを、ビジュアルで直感的な情 報提示を行うことや、コンピュータによる自動確認によって減少させようというもので ある。



Yoshihiro Ban (yosihi-b@is.aist-nara.ac.jp)
1998年 9月 8日(火曜日) 15時00分52秒 JST