−ユーザ挙動の認識−
本研究は,ヒューマンインタフェースの改善手法の一つとして人と人との間で見ら れる“いたわり”行動をユーザと機器との間に適用することを考え,“いたわりエー ジェント”を介したヒューマン-コンピュータ・インタラクションスタイルを提案し, その基礎システム構築について紹介したものである.
現在,高度な情報機器が急速に普及する一方で,機器とユーザとの間のインタフェー スにはさほど大きな進展は見られず,ユーザにかかる負担は小さなものではない. ユーザ,特に技能未習熟なエンドユーザに対しては,その困窮時に機器側から能動 的にユーザの困窮状態を検出し作業の支援を行うことが望ましい.また,ユーザの 作業効率低下は機器の親和性欠如にも起因するため,ユーザと機器との心理的障壁 を減ずる必要もある.
そこで,エージェントに人と人との間に見られる“いたわり”を付帯させるこ とを提案した.“いたわり”は相手の困窮行動を推測し自発的に働きかけを行 うものであるから,“いたわりエージェント”もユーザ挙動の変動を検出しユー ザと情報の授受を行う必要がある.
システム実現のために,内的挙動の変動を打鍵状況から,外的挙動の変動を赤外線 画像・カラー画像から検出し,エージェントからの情報提示を生き物感を持った姿 のエージェントの動画像により行うプロトタイプシステムを作製し,その有用性を 検討した.
いたわり, ヒューマン-コンピュータ・インタラクション, 挙動検出, ユーザ支援
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