ミラのその後(23歳のとき)
ミラはえぇ車やった。ほんまに。はなしが前後するかもしれへんけど、 XXを手に入れたあと、車を2台持っとくっちゅうのは、しんどなった。という わけで、手放すことにした。でも、やっぱり素性の知れん奴にミラ売ってまう んは嫌やったから、だれか知ってる奴に売ることにしてん。ちょうど研究室に、 某永野氏(通称:さぶんちゃん) という車を欲しがってる女の子(なのか?)がおったし。このとき、ミラは実 家に置いてあった。というわけで、実家にミラを取りに帰ることにした。以下、 親父(勝市)との会話。
「ミラ、売ることにしてん。」
「かまへんで。おまえの好きなようにしたらええやんけ。わしの車とちゃうし。 ところで、セリカっちゅうたら、スペシャリティーカーっていうやつやろ? 」
「XXのことはどうでもえぇねん。ミラのこと言うとんねや。半年ほど実家に置 きっぱなしやったけど、ちゃんとめんどう見とってくれた? オイルとか。た まには乗ったるとか。」
「あぁ、あれな。雨降った日には会社に乗って行っとったで。オイルなんやけ どな、ようオイル警告灯がつきよるけど、軽ってあんなもんか?」
「そんなあほな。どっか漏れてるんちゃうやろなぁ。」
「そんなことあらへん思うで。わし、車停めてるところには、オイルのこぼれ はあらへんし。漏れとってもちょっとやろ。」
「そうか。ほんならえぇわ。今日このまま乗って帰るで。」
「わかった。気ぃ付けて帰りや。」
実家から大学の寮まで帰るには、生駒山を越えなあかん。そこで悲劇はやって きた。実は、ミラを取りに行く時に某福本氏(通称: ふくちゃん)と、某富田氏(通称: とみやん)に一緒に来てもらっとっ てん。ほんでミラには、とみやんと俺が乗って、なぜか運転はとみやん、ふく ちゃんはMark IIに乗ってついて来てくれとってん。その状態で生駒山を越えつ つあるとき、突然ミラの後ろが黒煙につつまれた…。
「な、なんじゃこりゃ〜!」
とりあえず車を停めて、様子を見た。ひどい煙やった。ここから、とみやんが 運転するんもどうかと思ったから俺と交替して、とりあえず寮にはたどり着い た。すぐにダイハツにミラを持ち込み、修理をたのんだ。
「ターボのタービンだめやねぇ。タービン交換13万えん。」
XXに続いて、まただまされているのか? そんな金はあらへん。でもそんな車 を売るわけにはいかん。このミラで10万えんを手に入れて、XXの足回りが新 品になるはずやったのに。結局、ミラは現状維持のまま、さぶんちゃんの手に 無料で渡されることになった。さぶんちゃんは、10万かけてミラを復活させ てくれよった。ほんで、ミラのことを気に入ってくれたみたいや。そのとき、
「なんか、いい車だし、しょっちゅうワックスもかけてあげるね!」
と言っていた。確かにそう言ったはずや。せやけど、ミラが嫁いでからという もの、ただの1度としてそのきれいな姿を見たことはない…。かえせ! ミラ をかえしてくれ!!
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