・Abstract

 近年,コンピュータの飛躍的な性能向上に伴う大域照明計算や物理シミュレーション計算の高速化によって, 多様に変化する液体のCGをリアルタイムにレンダリングすることが可能となっています.しかしながら,液体のリアルタイムCG に対する効果音の作成については, 多様に変化する液体の全ての振る舞いに対応した効果音を事前に作成しておく必要があり,全ての効果音を手作業で再現性高く作成するのは非常に困難な状況にあります.
液体では,液中に含まれる気泡の運動により音が発生しており,その音は液中の気泡半径に従っています. そのため,液体の効果音は液中の気泡半径に従い生成する必要があります.
 

 本研究では,粒子法の一種であるSmoothed Particle Hydrodynamics(SPH) を拡張し, 液体と気体を構成する2種類の粒子を導入することで,気泡運動を反映した液体表現を実現しています.さらに,液体のCG に対する効果音をCG の描画と同期出力を実現します.
本手法は,SPHの近傍探索用格子を用いて,生成されている気泡数を判別し,さらに,その気泡サイズから固有振動周波数を求めることで,液体のCG に対する効果音を自動的に生成することが可能です.
提案手法は,気泡運動を反映した液体のアニメーションと効果音を実時間で生成することを可能としています.
 


 キーワード : 効果音生成, 流体, 液体, 気泡,リアルタイムCG,物理シミュレーション
 

 
・System

 
システム構成 
 


Screen Shots


 
液滴の落下(1滴) 
 


 
液滴の落下(多数) 
 


 
波による気泡の取り込み
 

 
 

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