スキー場から学校に戻ってきて、一段落してから目の異状に気が付いた。 自分の顔を鏡で見ると、全く血の気がない(ように見える)。 友達の顔を見ても、またしかり。 それでいて友達からは「日焼けして、顔赤いな」などと言われる。 どうしたものか。 とりあえず家路につく。
車に乗って駐車場から道路に出ると、すぐに信号がある。 青だ(と思った)。 しかし、いつも見る青とどこか違う。 よく見ると右側が光ってる。 実際は赤だったのだ。 「なんか、まずいことになったなあ」と思いつつも、他車の緑色のテールランプを眺めながら、慎重に運転し、無事に家に着くことができた。
家に帰って、ちょっと小腹が空いたので台所に行った。 机の上にミニトマトが置いてあった。 昨日まで実の部分はこんな赤色だったのが、今日はこんな緑色に変わっていた。 また、ヘタの部分はこんな緑色からこんな緑色に変わっていた。 どう見てもヘタの部分と実の部分が同じ色である。 「あちゃー、これほんまえらいことなったなー。 まあ、でも、一日寝たら直るか」と開きなおって、その日は寝ることにした。
次の日の朝。 ぜんぜん直っていない;_;)。 相変わらずトマトは緑色だ。 けれど、いつもと見え方が違って、何か新鮮な感じもする。 壁に飾ってあるルノワールの絵(の入ったカレンダー)を眺めてみると、赤い帽子を被った女の子が、今日は緑の帽子を被っている。 試しにテレビをつけてみる。 チャンネル表示の色が黄色(通常は緑)に見える。 ふと外を見ると工事用のオレンジ色のブルドーザが黄色に見える。。。
「一生、このままやったらいらんなー」と思ったけど、じたばたしてもどうなるものでもない。 時が解決してくれるだろうと考え、せっかくだから、理論的に色がどういうふうに見えるかについて、考えることにした。
様々なものを見ることにより、
さすがに一週間も経つと、この症状はだいぶましになってきた。 テールランプが緑色に見えるということはなくなったけど(緑っぽく見えるが)、まだテールランプとウインカーの区別が付かない。 さらに一週間経つと、これらの区別ができるようになった。 それにこの症状の範囲も狭くなってきた。 もう一週間経って、やっと今までとほぼ同じ見え方になった。 でも、やっぱり赤色の物体に関しては、ほんの少しだけ緑成分が付加されてしまう。 あと一週間も経てば完全に直るはずだ。
人間の身体ってよくできている。 時間をかければ傷(?)は自然に直るものだ。 でも、本当に直って良かった(^_^)。 ちなみに、これって全治一カ月の軽傷とでもいうのかな。
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