インタラクティブ環境映像としての電子水族館


目次

  1. システム構成
  2. 双方向テレビ機能
  3. オンライン図鑑機能


1.システム構成

『曼陀羅電子水族館』のシステム構成について説明します。 熱帯魚を飼育している水槽をロボットカメラで撮影し、その映像は映像ネットワークを通して放送され、複数の受信者が同時に視聴できる。従来のCG合成の熱帯魚像(AquaZone等)では描写が荒く、リアリティが劣化しているのに対し、本システムは実写をベースにしているためリアリティは劣化の最小に押えることができる。受信者は手元のコンピュータからデータネットワークを通して送信側機材を制御する。これにより、自分の要求に合った映像を指定することができる。実際には、映像ネットワークに構内テレビ放送を、データネットワークにIPネットワークを利用している。


2.双方向テレビ機能

従来の環境映像では、受信側が自分の意志やニーズを表現するには、必要な映像を選択するしか不要な映像を拒否するしか方法がなかった。しかし、インタラクティブ映像である『曼陀羅電子水族館』では、受信者が自分の意志でいまオンエアされている映像のアングルなどを手元のコンピュータ上で、操作パネルをマウスで動かすことによって変更することができる。この機能によって映像ソースとの相互のコミュニケーションが可能になり、自分の好きな、そして必要な情報を要求することができる。


3.オンライン図鑑機能

『曼陀羅電子水族館』では熱帯魚の映像を単に放送するのみではなく、熱帯魚に対する図鑑機能を有している。図鑑用コンピュータ上で、ライブ映像中の熱帯魚像をマウスで指定すると、別ウィンドウに生息地域や生態、学術的解説などの図鑑的説明が現れる。


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岸岡 了(ryo-n@is.aist-nara.ac.jp)