東京強行旅行の真夜中
2003年7月24日、私は2度目の東京強行旅行を決行しました。今回の目的は、内定先主催の祭りに参加すること。前回は、東京を回った後、伊東温泉に泊まるというリッチなスケジュールでしたが、今回は、次の日に予定があるということで、ゆっくりしていられません。東京
20:50発の新幹線「ひかり」で帰ろう。これが誤算の始まりでした。最初から、
寝台急行「銀河」にしておけばよかった。(奈良市西部に向かう場合、20:50のひかりが最終になります。(近鉄京都線沿線は除く。)京都・大阪方面へは21:18ののぞみが最終になりますが、それに連絡する近鉄の京都発奈良行急行では西大寺から先、奈良市西部へ行く列車がありません。ちなみに「銀河」は東京発23:00です。)

24日に利用した臨時夜行快速「ムーンライトながら92号」の方向幕
東京駅
集まった内定者の方々と「これから飲み会」ということになったので、20:50発のひかりはあきらめて、ひかりの指定席券を寝台の券に変えてもらおうと駅に行きましたが、残念ながら、寝台は満席で、仕方なく次の日の朝の新幹線をとりました。このとき夜行快速
「ムーンライトながら」の座席にキャンセルがあったらしく、ちょうど空いていたのですが、始発の新幹線のほうが早く着くので新幹線を選びました。ただ、この後起きることが予想できれば、「ながら」にしておけばよかったなぁと ... 。
飲み会が終わり、東京駅へ。東京駅を選んだのは、あの辺りには人が集まる場所がなく、夜の繁華街よりは安全だと思ったからです。1:00過ぎでしょうか。ちょっと疲れたので、東京駅のコインロッカーの横で寝ていると、警備員が巡回して追い出されてしまいました。「やっぱり、夜中に夜行が来る金沢駅のようには行かないのか ... 。」ちなみに金沢駅は一日中開いてます。午前3:00ごろに夜行列車がまとめて停車するからだと思われます。駅構内のコンビニも一日中やっているので便利です。
「うーん、雨なのに、外で寝るのはイヤだなぁ。」と思った私。しかし、どこかに泊まるにしても、1:00〜5:30までしか寝られない。「眠気覚ましに歩くか。」夜の都会は怖かったのですが、私は歩き始めました。
東京国際郵便局
「どうせ東京駅には何もないから神田まで歩くか。」ということで、神田駅まで歩くことにしました。東京国際郵便局の辺りでいくつか写真を撮りました。ビルが程よい明るさできれいでした。

東京国際郵便局とビル街

謎の電波塔(これが何か誰か教えて)

山手線・京浜東北線の常盤橋
暗殺されそうな雰囲気
神田駅
程なく神田駅前に到着。東京駅よりましとはいえ、目に付くところには何もありません。夜中に迷うのは怖いので何かを探すような行為はやめることにしました。まっすぐ歩いていると、横から25歳位のお姉さんに「マッサージしない?」と声をかけられました。「いらん」と関西弁で答えてもついてきます。お姉さんを無視して、神田駅前で駅の看板を写真に収めていると、お姉さんが「なにやってんの?」と聞いてきたので、「山手線一周」と答えると、もうついてこなくなりました。神田駅では3人のお姉さんに声をかけられました。あんなに人がいないところで勧誘とは大変な商売ですなぁ。

神田駅前
万世橋
「おや、あれは?」中央線に乗っていると、神田・御茶ノ水間の上下線の真ん中にレンガ造りの花壇が見えるのですが、これが今は交通博物館だけが残っている、万世橋駅の跡です。かつては中央線の終点で、交通博物館に併設されていた駅です。電車からは何度か見ているのですが、地上から見たのは初めてです。立派なレンガ造りなのですが、夜なのであまりよく見えませんでした。遠くには石丸電気の「石」の字が ... 。

交通科学博物館(万世橋駅跡)

石丸電気の「石」の字がなんとも
秋葉原
日本を代表する電気街、秋葉原ですが、真夜中に来ると雰囲気がぜんぜん違います。最初、歩いている道が駅に続く道だということがわかりませんでした。もちろん人は誰一人おらずゴーストタウンのようです。電気街に電気がないと本当にむなしいですなぁ。

秋葉原 総武・中央線の高架橋

秋葉原駅に続く道
昼間は人でいっぱい

秋葉原駅電気街口
昼間の露天はいずこへ?

電気のない電気街とは ... 。
御徒町駅
昼に御徒町の松坂屋で買い物をしたので、ここは見覚えがありました。御徒町駅です。なんか、本当に山手線一周する勢いなので、最終点を上野に決めました。革靴だったので、足も痛くなってきましたし ... 。

御徒町駅

駅看板
アメ横
夜のアメ横も寂しい限りですが、やはり商店街らしく開店準備をする人がいました。

アメ横の看板 時計がすべてを物語る

本当に誰もいないなぁ
上野駅
上野駅到着。ガードしたにラーメンの屋台が3つほど。昼間や夕方には見たことない光景でした。人は全然いませんが車はたくさん通ってます。駅の写真を撮って、どうしようか考えながら歩いていると、屋台のおじさんに「ラーメンどう?」と声をかけられました。どうしようか迷っていると、2声目は英語でした。日本語がわからない人だと思われたようです。「何味ですか?」と聞くと「しょうゆ」と言われたので、まあいいやと思ってひとつ注文しました。おじさんはゆで卵を「サービス」と下さいました。
「今日は給料日で金曜だから、本当はかき入れ時なんだけど、夕方から雨だったでしょ。だから、予定通りにはけなくてみんな粘ってるんだよ。いつもは1:00か2:00に帰るんだけど。」「サービス業というのはかなりの割合で運の世界だなぁ。神田のお姉さんたちもそれでがんばっていたんだなぁ。」と思いつつ、ラーメンを食べました。薄味で私好みでした。
「もう3:00過ぎたか ... 。」と思いつつ、漫画喫茶へ。一時間ほど時間をつぶし、上野駅へ。改札に入る前、ふと思い出し、後ろを振り返ると、「あっ、屋台のおじさん。まだやってる。」よほど売り上げが悪いのか ... 。もう空は明るくなりはじめていました。

上野駅

始発の直前 もう朝です
京都駅へ
電車で東京駅に戻り、コインロッカーの横で30分ほど寝てから、始発の新幹線に乗り込みました。500系のぞみだったので、シートの下に空間があり、足が伸ばせてよかったです。なんでも500系のぞみは世界最速車両だそうな ... 。しかし、記憶は新横浜駅に着いたという断片的な記憶だけで、次の記憶は、
京都のアバンティのビルが見えるところでした。「やばい、降りられない。」あせった私は、左右の靴を間違えて、しかもかかとを踏みながら下車しました。危なかったです。(アバンティーのビルというのは京都の駅前南口にあるビルです。それが新幹線から見えるということは、もうほぼ停車状態 ... 。)
教訓
- 東京で飲み会のときは「銀河」の指定を取っておくこと。新幹線とは潔くない。
- 東京駅で泊まることは考えるな。
- 夜の神田駅では「山手線一周」で!
- 上野は人があまりいないわりに店が結構開いている。時間によるのだろう。
- 眠いときは、靴を履いておくこと。
夜中の撮影なので、シャッタースピードが遅く手ぶれが目立ちます。ご了承ください。